日々のこと:仕事のことを考えてしまった。

 

私の仕事はどうしてもある人の影響を受けてしまう。その人が嫌だと言えば途中までやっていたことでもやめなければならないし、その人があっちじゃなくてこっちだと言い出したら180度ちがっていてもそれに従わなければならない…のだけれど、私の仕事に影響を与えるその人はそんな横暴はしない。ひとことで言うととてもいい人。えらそうにしないし顎で使ってきたりもしない。遅刻もほとんどしないし締め切りは守る。ちゃんとごめんなさいと言えるし成果物に対する志も高い。だから仕事相手としてはとてもいい人だと思う。

でもたぶん「いい人でいたい」という気持ちのせいで断れなくなって仕事を抱えすぎて疲れてしまったり、疲れてしまったことで本人が気づかないくらいの不具合が出てきたりしているのを私はなんとなく感じている。

仕事相手、仲間としてはかなり頻繁に顔を合わせている方だと思う。私が仕事をするなかで一番顔を合わせて意味のある言葉を交わす相手だし、相手にとってもたぶん仕事相手の中では顔を合わせて時間をともにすることが多い相手なのだと思う。だが、相棒ではない。お互いに相棒になるのを少しだけ避けている。お互いに相棒を必要としていないし、相棒だからという理由で解決することはひとつもないとたぶんふたりとも思っている。

これだけ長い時間、というほど何年も付き合っているわけではないけれど、自分の仕事の時間のなかを占める割合が多い相手の影響を私は受ける。その人がいい感じだと私もいい感じになるし、その人がよくない感じだと私もよくない感じになる。ふたりの関係や物事の進捗がものすごく悪くなるわけではない。誰しも調子のよくないときは物事の進み具合も少し悪くなる、くらいの変化はあるけれど、険悪になったりすることはほとんどない。

長々と書いて何が言いたいのかだんだんわからなくなってきたけれど、人との関係は鏡のようなものだなと思う。だから自分の仕事の成果をあげたければがんばるのは当然だけれど、相手にも影響を与えられるように意識したほうがいいんじゃないかなと思ったという話です。相手の機嫌をとるでもなく、ただ仕事の接点ひとつできちんと伝わる仕事とか、仕事に向き合う姿勢をつくっていかなければ、どれだけがんばってもたぶんそのがんばりは無駄というか微妙に成果につながらない。人をうまくがんばらせるがんばりを目指さないとなというのが新年に感じたことでした。