2017年のできごと(追加)。
■ ドラマ
◎最後まで観たドラマ
=== 星1つ ☆☆☆☆★ ===
『セシルのもくろみ』☆☆☆☆★ おつかれさまでした!ちょっぴり短縮された最終話のスピーチシーンがすごかったですね。がさつに見える女性にがさつな女性の役をやらせるとただがさつな感じになってしまうという例として活用してください。
=== 星2つ ☆☆☆★★ ===
『愛してたって、秘密はある。』☆☆☆★★ 結局huluで観られたらしい本当の最終話を観ていないことを今思い出した。「つぎ!つぎ!」と続きが気になる展開なので観ているときはおもしろいのだけれど、まあなーんも、残ってない感はある。
『居酒屋ふじ』☆☆☆★★ 山手通りから蛇崩に向かう道沿いに実在する居酒屋を舞台にしたドラマ。大森南朋や篠原涼子、前田敦子、水川あさみが本人役で登場。会社から帰って白湯でも飲みながらぼんやり観るのにちょうどいい感じでした。
『植木等とのぼせもん』☆☆☆★★ 元℃-uteの(鈴木)愛理が出るというので観たのだけれど昭和の芸能界の感じや山本耕史の植木等がなんだかじんわりとよくてちゃんと観てしまった。どうしてもサイズ感的に駆け足になってしまうのがもったいなかった。もっとどっしりたっぷりとドラマにしてくれたらじっくり観たい、と思う作品でした。芸達者な人がたくさん出ていてよかったです。谷啓のエキセントリックエピソードが出てくるんだけど Wikiで見るとそれが本当の話だったようで。以下、Wikiから。つっこみどこがありすぎる。
1964年の東京オリンピックの際は、テレビでオリンピックの選手たちを観て「ものすごく素晴らしい」と大感動し、「それに比べてオレのやっていることは」と、仕事中は欝状態におちいったという。また 植木の証言によれば、東京オリンピック当時はオリンピック選手に間違われたくて、当時の選手団のユニフォーム一式(赤いジャケットと白いスラックス、白に赤いラインの入ったソフト帽)を身につけて出歩いたり、自宅の電話の受話器を重量挙げのバーベルに見立て、電話の横にロージンバッグを起き、電話に出る前はそれで滑り止めの粉を付け、「フンッ」と勢いをつけてから受話器を取るなど、奇行に及んでいたという。
『女の中にいる他人』☆☆☆★★ 旦那(尾美としのり)が不倫相手と情事の最中に相手の首を締めて殺してしまうんだけど、それを知った妻(瀬戸朝香)が今の生活を守るために証拠を隠したりとにかく旦那が捕まらないように奔走。そうしていると瀬戸朝香の不義理(DV夫を正当防衛で殺してしまった板谷由夏。情状酌量のための証人として瀬戸朝香に出廷を依頼し、約束を取り付けたのに結局瀬戸は出廷しなかった)を恨んでいる板谷由夏が「私は知ってるのよ」と登場して破滅させようとするが…という女同士の怖い話のやつ。『愛してたって、秘密はある。』とかに似た続きが気になるタイプのドラマだけど、この手のドラマが楽しめるのは時間に余裕のあるときだけですね。
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』☆☆☆★★ 観月ありさのドラマは無条件で観ることにしています。篠原涼子がもはや自分のモノマネみたいになっているように、観月ありさもそうなってもいいんじゃないかと思えるけどそうならないのはとても得をしていると思います。なんでも彼女は15歳のときから24年連続でドラマの主演をしているそうで、それがギネス認定されているのだとか。すごいね。「また『ショムニ!』やってほしいわー」と思ったけどそれは江角マキコだった。好きだと言ってるわりに扱いは結構雑になってしまうのが観月ありさ。
『ブラックリベンジ』☆☆☆★★ 夜中に白湯飲みながら観る系です。今思えば題材からしても、放送している時間帯からしても、エロも暴力も少なめでよく最終話までもたせたなという気はする。
=== 星3つ ☆☆★★★ ===
『明日の約束』☆☆★★★ 「文化系トークラジオLife」で西森さんも話していたけれど最後まで観たらちゃんとおもしろかった作品(最近はフジテレビに対するアンチムードがあって「どうせ」と思ってしまうけれど意外とがんばってるのよといった話をしていた)のひとつ。いじめがあったり毒親があったりといわゆるそういうやつでしょと思いながら観始めたけれどきちんと丁寧に描こうという心意気を感じて最後まで満足できるドラマだったと思いました。大げさにしすぎずわかりやすくしすぎず時間をかけて伝えていく感じに好感が持てました。
『奥様は、取り扱い注意』☆☆★★★ 私の好きなファッションを身にまとった綾瀬はるかがとてもかわいいドラマ。アクションの技術が上がっていたようで、話が進むにつれて綾瀬はるかもシュッとしてきていましたね。個人的には広末涼子が「かしこい女性」を演じているのがとても新鮮でした。やはり本田翼はスカしたかっこいい役より、スネ夫的役回りがぴったりです。辛気臭くなくて毎回同じ展開でも飽きずに観ていました。
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』☆☆★★★ 老化を感じた作品でした。観たいの、すごく観たいの。題材も興味あるしこの手のやつ好きなの。でも、ぜんっぜん入ってこない。声が小さいからかと思って音を大きくしてみたりしたけどちがうようで気づいたら「あれ!?今なんて言ってた!?」となって巻き戻し…みたいなことを繰り返していて、これは老化なのではと感じました。以前なら観れていたのではないかという気がしまして。どうなのかな。おもしろかったのかな。私が老化しただけなのかな、どうなのかな。でも無条件に小栗旬は好きです。彼の家にあるらしいトレーニングルームを早く見せてくれないかな。
『デッドストック〜未知への挑戦〜』☆☆★★★ 予告CMだけで「ヒィィィ!」となってしまう気味の悪さが最高でした。昭和の心霊ものの記号をうまく散りばめた映像作りが毎回ぞくぞくさせてくれました。本筋の虹郎の話は結構どうでも良くなってしまったのが残念でした。
『孤独のグルメ Season6』☆☆★★★ 残業して帰った日に白湯を飲みながら観るのがいいです。
『ハロー張りネズミ』☆☆★★★ 深キョンのぴたぴたタイトスカートだけで星3つ。個人的には蒼井優先生が出てくるエピソードが好きでした。
『火花』☆☆★★★ 小説はもちろん読んでいなくて、今遅れて観ているところです。後半に揺さぶる感じで効果的なBGMとか記憶の断片を繋いだような映像がはさみこまれるのですがそこで「結構好きな感じなのかも」と思っているのが今の状況です。
『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』☆☆★★★ 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』のスピンオフ。記憶はあまりないのですが、おもしろかった気がします。テレビ朝日のドラマはちょっと重たいのでこちらのコンディションによるところが大きい。
=== 星4つ ☆★★★★ ===
『監獄のお姫さま』☆★★★★ 「かわいい男の子がわちゃわちゃしてると微笑ましいけどおばちゃんがやってると鬱陶しくない?」というミソジニーとエイジズムの踏み絵だなと思ったけどどうでしょう。胸に手を当てて考えてみましょう。たとえば、設定を少し上にずらして、大竹しのぶ(冷静に)、天海祐希(先生)、渡辺えり(女優)、飯島直子(財テク)、田中美佐子(姉御)、深田恭子(姫)。この場合の板橋吾郎は天海祐希のバーターで山崎育三郎、中谷美紀のバーターで山田孝之か柳楽優弥、あるいは深田恭子のバーターで藤原竜也か妻夫木聡のなかからお選びいただけます。いかがでしょうか。
『刑事ゆがみ』☆★★★★ この手の話は展開が意外すぎると意外を通り越して意味不明になるし、ヒントが多すぎると「知っとったわ!」となるしで難しいと思うのですが、そのバランスがとても良かったと思います。何より浅野忠信演じる弓神や彼を取り巻く人の「過去」みたいなものが確かにいろいろあるんだけどことさら重たく描かれていないのがテレビ朝日系とは違う軽やかさで良かった。まだまだ若造でペラッペラ正義感の神木隆之介演じる羽生くんもとても好感が持てました。
『この声をきみに』☆★★★★ あんまり話題になっていなかったけど、竹野内豊・麻生久美子に大森美香脚本。偏屈な数学者が朗読教室に通うなかで変わっていく、という話なのですが、派手な話も「こじらせ」をほじくるような辛辣さも控えめで静かにとても良いドラマでした。全8回を使って丁寧に描いていこうという心意気がとても良かったと思います。終盤で麻生久美子が倒れて竹野内豊が看病するために部屋に上がりこみ夢なのか現実なのかわからない雰囲気で一緒に『回転ドアは、順番に』を朗読するシーンがやっぱり印象に残っています(『回転ドアは、順番に』穂村弘・東直子著)。
『トットちゃん!』☆★★★★ ずっと続けばいいのに、と終わるのがさびしいドラマでした。子どもの頃のエピソードはやっぱり何回観ても・読んでもいい。特にいくおくんが木に登れるように手伝うエピソードがいい。最後木に登ったときに2人で見た景色はどんなだったんだろうと何度も想像する。
『ひよっこ』☆★★★★ 予定調和なんだけど、それでも最後まで見守りたくなるドラマでした。向島電機の乙女寮の人たちが愛おしい、に尽きる。特に地味ながらいい役をもらっていた藤野涼子ちゃんが今回も素晴らしかった。
『ボク、運命の人です。』☆★★★★ あまり話題になっていなかった気がしたけど私がジャニーズで一番好きな男・亀梨クン主演のドラマ。自称神こと山Pが亀梨クンをけしかけて運命の相手と結ばれるようにミッションを課していく。運命の相手が木村文乃というところに「運命」のリアリティを感じました、なんか。亀梨クンは「バカ」とか「バカに見える」男を演じさせると絶品!と思っているのですが、今回も彼だけが運命を感じて・知っていてことごとく何度も拒絶されるんだけど突き進んでいくというのが「バカ」に見えつつもひたむきで、彼にぴったりでした。ふつうならかっこよくない男をきっちりかっこよく見せる脚本がとても良かったです。かっこいい男を活かす鉄則ね、これ。クラシックな少女漫画的な展開やセリフもありつつテンポも良くドラマとしてもっと話題になっても良かったのではないでしょうか。同じ脚本家・金子茂樹の『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』も観ようかな。つまりはジャニーズ御用達、か。ちなみに、亀梨クンが部屋着で着ていたので、私も真似してChanpionのポケTを買いました。亀梨クンどこのエステ?美容鍼?行ってるのかな。
=== 星5つ ★★★★★ ===
『カルテット』★★★★★ 好き。主題歌の歌割で松たか子と満島ひかりがモメたという話も含めて好きです。毎週2回ずつ観たりして伏線を回収しにまわったりなどと言いながらいろいろ忘れていて、ただ漠然と好きだったという記憶になっている。もう1回観るかな。
◎途中でやめたドラマ
『ウチの夫は仕事ができない』(松岡茉優のかわいい妻演技にお腹がふくれてしまいました)『お母さん、娘をやめてもいいですか?』(斉藤由貴=母、「娘をやめてもいいですか?」で完全に出オチでは。観る前から分かっていたことがずっと続くようで飽きてしまいました。でも柳楽優弥はとても良かった気がします)『女城主 直虎』(大河ドラマに挑戦してみようと思ったけれど挫折した模様です)『貴族探偵』(何かしながら観るのにいいかなと思ったけどそれもやめてしまいました)『嫌われる勇気』(全然入ってこなかった。何も)『警視庁いきもの係』(「意外とこれが一番いいんだよ」みたいな話を耳にしたのでたまに観ていましたがそもそもいきものに興味がなさすぎました)『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(関西人的に言うと「辛気臭い」と思ってしまいました。人を助ける人たちはかっこいいに決まってるのでそれをかっこよくやられてもそうですねとしか思わないというのはある)『この世にたやすい仕事はない』(真野ちゃん主演で途中まではすごく良かったのですがいつの間にか、ね。真野ちゃん声かわいいね)『ごめん、愛してる』(みんなが「あれはないわ」と言うなか、すごく気に入って観ていたのに最終回を観ないまま、先日録画も消しました。どうでもよくなった)『さくらの親子丼』(こういうのは苦手でした)『下北沢ダイハード』(おもしろいという話を聞いたので観てみていくつかはおもしろかったですが、私はもともと下北という街が好きではないのです。変なお香の匂いするから)『重要参考人探偵』(暇つぶしに観るのに最高のドラマで気に入っていましたが、見逃しをフォローするまで観たい気持ちはありませんでした)『パパ活』(飯豊まりえちゃん大好きマンなので観たかったのですがあれを観続けるためにはかなりの忍耐が必要と判断しました)『過保護のカホコ』(おもしろくなってきたよという話を聞いた頃にはもうあきらめていました。高畑充希の甲高い声が苦手なのだと今は思います)
◎録画したけど観なかったドラマ
『伊藤くん A to Z』(伊藤くんって誰?)『SR サイタマノラッパー〜マイクの細道〜』(観てみようと思っていたけどやっぱりダメでした。こっちのコンディションづくりに問題があったと思います)『男の操』(つんくちゃん主題歌と聴いて録画したよな確か)『オトナ高校』(ん〜なんかようわからん、というままに…)『カンナさ~ん!』(再生しようと何度か試みたけれど入ってきませんでした)『下剋上受験』(深キョン見ようと思ってたのに面倒になってしまいました)『先に生まれただけの僕』(予告CMはたくさん観ました)『視覚探偵 日暮旅人』(出遅れました)『就活家族〜きっと、うまくいく〜』(これに割く時間が私にはなかった)『女囚セブン』(剛力彩芽とは相性がよくない気がする)『母になる』(どうしても「辛気臭い」気がしてしまった)『フランケンシュタインの恋』(予告CMはたくさん観ました)
2017年のできごと。
■ DA PUMP熱
何回目かのDA PUMP熱が再燃。
私の耳や目には「あのアルバムが最高!」とか「ベストに入らないあの曲がいいんです!」という声が入ってこないので、ずっとベスト盤『Da Best of Da Pump』だけを繰り返し聴いています。
岡村のオールナイトニッポンにISSAゲスト回で、和田アキ子に優しいISSAの話が出てきて、それが良いと思いました。
■ 筋トレ
スクワットが自重を超え、大阪でトレーニングしていた頃のレベルにやっと戻ってきた。とかく筋トレというものは「何のためにこれをやるのか?」とか「これをやってどうなるのか?」とかメタ的なことを考え始めるとはかどらなくなるので、ただ続ける。半ば無目的に続ける、繰り返す。何も考えず、ただ重りを上げる。同じことを定期的に繰り返す。この手のものを極める人は合理性をこれでもかというほど信じているので話していても楽だったりして、何かとトレーナーとは気が合います。趣味はまったく合わないけど、気が合う。話す話は特にないけれど、気は合う。
24Hのジムにも入会しました。
■ 映画
ハードな仕事が続いたせいで土日や休みは寝てばっかりで過ごしていたので極端に映画を観に行かなくなった。それを取り戻すように、年末に目黒シネマに『BU・SU』を観に行って、文化的な何かを手放すまいと興奮気味にツイートしてた。
目黒シネマ名作チョイスVol.23 市川準監督傑作選 観客が選んだBEST5 第2位「BU・SU」を観てきた。犬童一心と富田靖子のトーク付き回。最後に市川準の奥様から富田靖子への花束手渡しがあったんだけど、「いつも市川は富田さんのことを『神々しい』と言っていました」という奥様のコメントぐっときた。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
心を閉ざした麦子を演じさせるためにスタッフに「富田と喋るな、構うな」と支持していたという市川監督。そういう雰囲気を感じましたかと問われた富田は「現場は常に楽しかった」と。みんな自分を気にかけてくれているのを感じていたし、「富田靖子、私自身」を受け入れてくれた現場だったと。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
「中には監督に見えないところでこっそり声をかけて優しくしてくれるメイクさんとかいた」みたいな話をすごく楽しかったことを思い出すような顔で話す富田靖子は本当に神々しかったし、まるで少女のときのままのようにも見えて美しかった。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
「笑わなくていい演技をしなくてもいい」と指示をされた富田。ありのままの自分を受け入れてもらったと話しながら涙する場面もあり、なんだかこっちまで泣けてきた。あとから尾形さんから「市川さんは何もしないことを『無防備』と言っていた」と補足があって、富田自身もしっくりきてた感じだった。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
デビューしてからずっと「とりあえず笑っていればいい」と言われ続けて正直笑顔の下でアッカンベーをしていたけれど、そんな自分でもいいと言われた気がしてその頃の自分にはとても大事な現場だったとも語ってた。その一方で『BU・SU』を試写で見たとき「こんな映画誰が見るんだ」と思ったんだそう。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
確かに全編ずっと富田靖子笑わなくて無愛想だしアイドル映画と聞いて想像するものとは違う。市川監督もそんなつもりはなかっただろう。今でもこうしてみんなから選ばれる作品になったことがすべてを物語ってるよねみたいな話も。尾形さんいわく「87年の映画だけど、今見ても全然古くない」と。確かに。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
ユニークCMの市川準と今をときめく富田靖子で『BU・SU』ってなかなかのインパクトがあったろうなと思うけど、映画のチラシはそれの最たるもので、内容には全然触れないしまったく関係ないだろみたいなコピーとか入ってて事務所や配給の苦心が見られた。事務所「おもてたんとちゃう!」だったのでは。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
市川準は内館牧子(デビュー作)の脚本をあまり気に入っていなくて、富田靖子の目の前で台本をすっと横にやるみたいなことをしてたそうで、それが印象に残っていると話してた。シーンの10分前に紙がぺらっと出てきてそれを覚えて演る、というのの繰り返しだったとか。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
「冴えない女の子がかわいくなっていく」というプロットで3年前くらいから『BU・SU』の企画はあって、事務所は作ってくれる監督やらを探していた。巨匠に話がいったり、いろいろ試行錯誤があったあとにやっと市川監督で映画化となったと話してたけど、アイドル絶頂期の映画というにはなかなかすごい。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
犬童さんが「市川監督の映画に出てくる女の子は笑わない」という共通点を指摘。「それ自体は女性を自由にする、自由な女性を描くということだったのでは」と言うと富田靖子はすごい勢いで頷いてた。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
客席からの質問で「演技の本質」のようなことを問われた富田靖子は「みんな持ってる顔、体格、声、すべて違うからそれ自体なのではないか」みたいなことを言い、犬童さんが「その人そのものである、替えがきかないということ」みたいなことを言い、尾形さんがそれを「無防備」と市川監督の言葉で表現。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
アイドル映画ではないと何度も言われていたけれど、「彼女自身であること」を尊いと感じるアイドルが好きな私が求めたものが『BU・SU』にはあった。そして、当時アイドルであった富田靖子にとっても「自分自身であること」を受け入れて愛してもらえることにはよろこびがあった。しあわせな関係!— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
アミューズの人に聞きたい。『BU・SU』はあなたたちが思っていた映画になったのか。「靖子〜、こういう映画が撮りたいのよ」と言っていた(富田談)女性スタッフは満足したのか。知りたい。そして「冴えない女の子がかわいくなっていく」というストーリーに「そんな話いいか?」と思った18歳富田靖子。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
富田自身が語る「18歳の富田靖子」は無意識だけどいろんなことが「わかっている」少女だった。少女というのはそういうものなんじゃないかなと思った。「わかっているとわかっていないけどわかっている」。「感じてる」というのが正しいのかも知れないけれど、少女とはきっとそういうもの。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
(スタッフや監督から)「愛されている」ということに気づいていて感じられていた18歳の富田靖子はとてもしあわせで、だからこういうキャリアが築いてこれたんだろうなあとも思った。きっとファンの愛も届いてるし、「なんてしあわせなことだ!」と思いましたよ。静かに、きっと届いてる。— しゃかりき警部 (@syakariki_keibu) 2017年12月7日
後日観た『大阪物語』もすばらしかった。池脇千鶴の、あの時、あの瞬間しかないきらきらを閉じ込めた極上の映画でした。DVDにはなっていないのが残念。『BU・SU』はDVDになっているので、気になった人には観てほしいです。
■ 本
本を読む時間もあまりなかったように思う。今ぱっと思い出すのは、ジェーン・スーの『相談は踊る』の文庫版がとてもよかったということ。
■ Berryz工房
私はBerryz工房を2度失った。Berryz工房が無期限活動停止に入ったときに1度、桃子がハロプロ卒業・引退したときにもう1度。
楽しいときほど悲しい。6月30日。雨が降るなんてちっとも思ってない(けど、雨が降ったらそれはそれでドラマティックかなみたいな)セットリスト。やりたいことを全部やらせてくれるセットリスト。彼女が一番似合う衣装を着た、私たちが大好きな桃子がそこにいた。
ありがとう。桃子。ありがとう。Berryz工房。楽しいことしか思い出さないし、思い出したら私はいつでも楽しい気持ちになれます。
今でも『YOUは何しに日本へ?』を見たら何度でも泣けます。
残していったあの子たちのことをこれからも見守ります。
■ りななん
あたりまえのように続くと思っていた時間が突然断ち切られることがあるのだという衝撃に打ちのめされた。実感はしばらくの間なかった。もしかしたら今もないのかも知れない。でも、いないということはことあるごとに感じるのでこれは実感してるということか。あの日私たちが彼女のために用意した花束が一番かわいかったし、りななんに一番ぴったりだったと、今でも思う。
■ 仕事
えらい人から「もっと考えろ」と言われました。叱咤、ではないけれど激励をされたのかなと思った。「考えてないから考えろ」と言っているわけではなく「お前なら分かるだろうから考えろ」と言われているというのは分かっていてもいい気はしないものです。でも上司は変わっても同じようなことを言われがちなところがあるので、「なんでだろう?」とか考えたり「どこがそう思わせるのだろう?」とか「考えが足りないなんて…」とか掘り下げたりすることはなく、ま、一応考えとくかくらいに受け止めることにしています。
田中圭一さんがTwitterで「人からやらされていると感じている方がストレスが高くなるから、全部自分が主体的にやるんだと思うことにした」といったニュアンスのことを言っているのを読んで、そうだ!と膝を打ちました。でも、そういうふうに自分の気持ちを持ち上げる力は、私には欠けているのかも知れません。困った。一日の大半の時間を費やす以上、誠実でいたいとは思うのだけれど、どうしたもんでしょうか…(つづく)。