両思いでないことが寂しい。

ことあるごとに飲みに誘ってくれる人がいる。すごくピンポイントにこの日とこの日がいい、とずいぶん先の予定を教えてくれる。絶対にその日を空けておいてくれという意味だ。最初の1、2回はたまにのことだからと思って予定を合わせて飲みに行ったりした。スパンとしては多くても月に1回くらいのこと。今、たまの1日、もっと言えばたまの数時間を作ることすら面倒になってきている自分がいる。

悪い人じゃないし、てかいい人だしとかとかありがちなことをひと通り考えてから、私はひどい人間だという結論に至る。本当に面倒なのは、たまの数時間を作ることではなくって、こうして誰かのことを面倒だと思う自分をひどいなと思ってしまうことなんじゃないかな。

面倒なら面倒で構わないのにひどいなと思ってしまうのは、自分が誰かにそう思われたら嫌だからだと思う、たぶん。自分が誰かを好ましく思って一緒にお酒を飲みたいな、ごはんを食べたいなと思って誘った裏で、相手が面倒だと感じていたらすごく嫌だなと思う。すごく寂しい。

でも、それをやってんだよなこれが。

遠因には時間が有限だ(と感じている)ということがあるとは思う。学生の頃みたいな心の余裕がないせいか、人間関係のグラデーションのあるところからスパッと切ってしまうと楽になる一線があるような気がして、でもそれがもったいないことだって一方では思ってるみたいなところがある。

だから、できることなら快く受け入れてその時間を楽しみたい。でも、相手が自分に対して好意を持っていると感じるほど同じだけの好意を返せないことに疲れ果ててしまう。相手の好意が重いというより、自分の好意が返されない可能性に気づいて寂しくなってしまう。

別になんとも思っていない人から好かれ続けることがこんなに寂しいことだなんて思いもしなかったわ。

って大げさだけど、恋愛に限らず友だちや知人でも両思いなんてそうそうあることじゃないし、両思いの関係があるなら大事にしないとなと思いましたという話でもあるし、寂しい寂しいと言いながら結構ハートが強いので、自分が好きだと思っている人に対して自分が好かれているかどうかちゃんと確認する旅にも出ようと思いました。両思いかどうかは早めに確かめておいた方が時間の無駄がないと思います。

優勝は、広瀬彩海ちゃんに決定しました。

■ アイドルが笑顔でいられるためには

「女の子は笑ってればいい」みたいなことは言わないけれど、結果的に自然と笑っていられる女の子はとても魅力的だなと思います。

特に「アイドルでいる」ためには、ある程度鈍感でなければ乗り切れないことが多いし、頑丈にできていなければアイドルでいつづけることはむずかしいことになってしまう。ただ、それなりに鈍感で頑丈であればあるほど雑に扱われることも増えるだろうから、もっと鈍感でもっと頑丈にならないとこれまた太刀打ちができない。どこまで強くならなければならないのかと途方に暮れてもおかしくない。

そんなことを冷静に考えはじめると胸が苦しくなることもあるけれど、アイドルでいることが苦痛であればやめることだってできる世界に私たちはいるんだから正直よっぽど何かないかぎりはあんまり考えないようになっています。

ハロコンが特に好き

年明けから、東京と大阪で「Hello! Project 20th Aniversary!! Hello! Project 2018 WINTER」(長いな)を計4公演見てきました。

私は「ハロコンが特に好き」というおそらく奇特な客です。
ハロコンは単独コンとは違って、各人・各グループに与えられた時間が短いため、断然経験がものを言う反面、スキルが見せつけられる好機だと私は思っています。短い時間で自分のいいところを見てもらうためには経験が必要です。でも、長時間では逆にむずかしいスキルの発揮が短時間だからできるということもあると思うのです。キャリアが十分なメンバーにも、経験が浅いメンバーにも、どちらにもチャンスがあるステージがハロコン、という理解をしています。

あと、グループ同士の負けたくないというバチバチを見るのも好きです。あきらかにはりきっているメンバーを見つけるとうれしくなります。全員負けんな!と思います。うちらが一番!いいじゃない。そうこなくっちゃ。むしろ清々しい。

いつもハロコンが終わると一番良かったメンバーと一番良かったグループについて考えます。好みにグラデーションはあるけれど基本的には みんなだいすき というタイプなので、毎回違うメンバー・違うグループが挙がってきます。

■ 優勝は、広瀬彩海ちゃん

今回のハロコンでは、こぶしファクトリー・リーダーの広瀬彩海ちゃん(あやぱん)の笑顔にぐっときました。そうです。ここで冒頭の話に戻ります。すごい笑顔、という表現はおかしいのだけれど、すごい笑顔でした。
私には、「今ここで歌っていることにしあわせを感じている」ように見えました。

こぶしファクトリーには、私にいろいろと考えさせるだけのよっぽどのことがあったと感じています。こないだまで一緒に夢を見ていたメンバーが突然いなくなってしまうのは全員にとってよっぽどのことだったと思います。

よっぽどのことを経験しても「今ここで歌っていることにしあわせを感じて」笑顔でいてくれるという状況は、ステージを見ている私にとっても、こんなにしあわせなことはありませんでした。年頃の女の子なのでお昼に食べた差し入れのたこ焼きがおいしかっただけ、今日は前髪が史上最高にかわいく仕上がっただけ、ライブの日はあっさりスウィーツなら食べていいルールにしてるから、みたいなこともあるかも知れませんが、今ここで歌っているしあわせを噛みしめているように見えて、私はとてもしあわせな気持ちでした。
だから、あやぱんが優勝です。

中学生の頃の同級生に「強(い)」という字と「優(しい)」という字が名前に入った「強さとはやさしさのことだ」という親の願いを背負った友だちがいました。
だからなんだという話ですが、彼に出会ってから私の頭のなかでは常に強さとやさしさはセットになっています。

あやぱんを見ていると、それを思い出しました。やさしい顔をして笑っていて、強いなと思ったのです。そして、ひとことで言うと、かっこよかったです。

■ 強さが強さのままある

こぶしファクトリーは結成して3年が経ちました。いろんなことがあってよっぽどのことも経験して、3年が経ちました。それを受けて浜浦彩乃ちゃん(はまちゃん)が書いたブログがあります。

ameblo.jp

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「去年までは、3周年を5人で迎えるとは思ってもいませんでした笑笑」
このときは思いました。わろとけわろとけ。
本当はいろいろあるけれどこうやって笑い飛ばせる強さがはまちゃんの良さだと思う、というか全然笑ってないでやせ我慢してるのかも知れないけど、強さが強さのままあるというのもかっこいいなと思います。
あと、ハロコンで見るはまちゃんは、なんだか血の匂いがするんだよな、迫力と狂気。こぶしが一番!いいじゃない。ダンス部でも、もっとフィーチャーされたいよね!分かる。はまちゃんの『Fiesta! Fiesta!』ダンスが激しかったの、見逃しませんでしたよ。


Juice=Juice『Fiesta! Fiesta!』(ショートVer.)

っと、書いていたらこぶしファクトリーつばきファクトリーのホールコンサートツアーの情報が流れてきました。私の知る限り、自分の好きなものだけをゆっくり・いっぱい見たい派が主流のようなので、きっとこの試みは不評でしょう。
「ホールコンサートがしてみたい」と言っていたこぶしのみんなの目標が叶うのだから私は大歓迎です。

こぶしファクトリーは、ほかのメンバーも最高ですが、その話はまた別の機会に。
あやぱんが語るメンバー愛という記事、良かったです。

news.walkerplus.com

日々のこと:仕事のことを考えてしまった。

 

私の仕事はどうしてもある人の影響を受けてしまう。その人が嫌だと言えば途中までやっていたことでもやめなければならないし、その人があっちじゃなくてこっちだと言い出したら180度ちがっていてもそれに従わなければならない…のだけれど、私の仕事に影響を与えるその人はそんな横暴はしない。ひとことで言うととてもいい人。えらそうにしないし顎で使ってきたりもしない。遅刻もほとんどしないし締め切りは守る。ちゃんとごめんなさいと言えるし成果物に対する志も高い。だから仕事相手としてはとてもいい人だと思う。

でもたぶん「いい人でいたい」という気持ちのせいで断れなくなって仕事を抱えすぎて疲れてしまったり、疲れてしまったことで本人が気づかないくらいの不具合が出てきたりしているのを私はなんとなく感じている。

仕事相手、仲間としてはかなり頻繁に顔を合わせている方だと思う。私が仕事をするなかで一番顔を合わせて意味のある言葉を交わす相手だし、相手にとってもたぶん仕事相手の中では顔を合わせて時間をともにすることが多い相手なのだと思う。だが、相棒ではない。お互いに相棒になるのを少しだけ避けている。お互いに相棒を必要としていないし、相棒だからという理由で解決することはひとつもないとたぶんふたりとも思っている。

これだけ長い時間、というほど何年も付き合っているわけではないけれど、自分の仕事の時間のなかを占める割合が多い相手の影響を私は受ける。その人がいい感じだと私もいい感じになるし、その人がよくない感じだと私もよくない感じになる。ふたりの関係や物事の進捗がものすごく悪くなるわけではない。誰しも調子のよくないときは物事の進み具合も少し悪くなる、くらいの変化はあるけれど、険悪になったりすることはほとんどない。

長々と書いて何が言いたいのかだんだんわからなくなってきたけれど、人との関係は鏡のようなものだなと思う。だから自分の仕事の成果をあげたければがんばるのは当然だけれど、相手にも影響を与えられるように意識したほうがいいんじゃないかなと思ったという話です。相手の機嫌をとるでもなく、ただ仕事の接点ひとつできちんと伝わる仕事とか、仕事に向き合う姿勢をつくっていかなければ、どれだけがんばってもたぶんそのがんばりは無駄というか微妙に成果につながらない。人をうまくがんばらせるがんばりを目指さないとなというのが新年に感じたことでした。

どこへでもつづく道がある。

『久保みねヒャダ 明けましてこじらせナイト 寿スペシャル』を見る。

「青春こじらせソング」のコーナーで久保先生が安室奈美恵「Don't wanna cry」に触れて「『どこへでもつづく道がある』の歌詞ばかりがぱっと思い浮かんでリフレインして、タイトルがいつも出てこない」という話から、

 

キャッチコピーやセリフを考えるときに、あんまり否定形を使わないほうがいいなっていうのを思うことがあって。否定形の強調、たとえば「負けたくない」とか「止まっているヒマはない」とか、広告とかのキャッチコピーでも見かけるときに、否定形はあんまり残んないというか刺さらないというか。結局、立ち止まらせる効果、「なになにしちゃダメ」「ダメ、絶対。」みたいなやつは立ち止まらせる気持ちにはなるけど、背中を押す気持ちにはならないなって思うんですよ。<略>否定形の先に、どういうふうに背中を押してもらいたいかって、気持ちがのせられる歌詞がつくれるかっていうのが歌とかセリフとかでは大事なのかなって思うと「どこへでもつづく道がある」ってもう誰だってここに気持ちをはせられるじゃないですか。これから何かしようってときに「絶対君ならできる」みたいな歌詞になっててもいやいやそんなできないことだってあるしって思っちゃうけど、「どこへでもつづく道がある」って言われると自分が何かがんばりたいなって思うときの気持ちを重ねやすいなって思って。

 

って言ってて、それにヒャダインが「私は弱くない弱くない」と言うと先に「弱い」って単語が入ってくるから自己暗示をかけるときに逆効果だというアファメーション的な考え方を付け加えてみんなで納得。能町さんが最後「『TwitterしないTwitterしない』って言っても結局Twitterしちゃう。『仕事を30分以内に終わらせる』って言ったほうが効果的」と言っててまさにそれだなとなってた。

 

私が立てた2018年の目標のひとつに「酔っ払っていてもお風呂に入ってから寝る」というのがあるのですが、「お風呂に入らず寝ちゃダメ」とは思わなかったので考え方のクセとしては合格と自分で判定しました。こういうのは言霊だから気をつけていきたいところです。否定形や「○○しちゃいけない」とかは人を縛る言い方だから、日常的にどんどん置き換えていきたい。 

2017年のできごと(追加)。

■ ドラマ

◎最後まで観たドラマ

=== 星1つ ☆☆☆☆★ ===

『セシルのもくろみ』☆☆☆☆★ おつかれさまでした!ちょっぴり短縮された最終話のスピーチシーンがすごかったですね。がさつに見える女性にがさつな女性の役をやらせるとただがさつな感じになってしまうという例として活用してください。

=== 星2つ ☆☆☆★★ ===

『愛してたって、秘密はある。』☆☆☆★★ 結局huluで観られたらしい本当の最終話を観ていないことを今思い出した。「つぎ!つぎ!」と続きが気になる展開なので観ているときはおもしろいのだけれど、まあなーんも、残ってない感はある。

『居酒屋ふじ』☆☆☆★★ 山手通りから蛇崩に向かう道沿いに実在する居酒屋を舞台にしたドラマ。大森南朋篠原涼子前田敦子水川あさみが本人役で登場。会社から帰って白湯でも飲みながらぼんやり観るのにちょうどいい感じでした。

植木等とのぼせもん☆☆☆★★ 元℃-uteの(鈴木)愛理が出るというので観たのだけれど昭和の芸能界の感じや山本耕史植木等がなんだかじんわりとよくてちゃんと観てしまった。どうしてもサイズ感的に駆け足になってしまうのがもったいなかった。もっとどっしりたっぷりとドラマにしてくれたらじっくり観たい、と思う作品でした。芸達者な人がたくさん出ていてよかったです。谷啓のエキセントリックエピソードが出てくるんだけど Wikiで見るとそれが本当の話だったようで。以下、Wikiから。つっこみどこがありすぎる。

1964年の東京オリンピックの際は、テレビでオリンピックの選手たちを観て「ものすごく素晴らしい」と大感動し、「それに比べてオレのやっていることは」と、仕事中は欝状態におちいったという。また 植木の証言によれば、東京オリンピック当時はオリンピック選手に間違われたくて、当時の選手団のユニフォーム一式(赤いジャケットと白いスラックス、白に赤いラインの入ったソフト帽)を身につけて出歩いたり、自宅の電話の受話器を重量挙げのバーベルに見立て、電話の横にロージンバッグを起き、電話に出る前はそれで滑り止めの粉を付け、「フンッ」と勢いをつけてから受話器を取るなど、奇行に及んでいたという。

女の中にいる他人☆☆☆★★ 旦那(尾美としのり)が不倫相手と情事の最中に相手の首を締めて殺してしまうんだけど、それを知った妻(瀬戸朝香)が今の生活を守るために証拠を隠したりとにかく旦那が捕まらないように奔走。そうしていると瀬戸朝香の不義理(DV夫を正当防衛で殺してしまった板谷由夏情状酌量のための証人として瀬戸朝香に出廷を依頼し、約束を取り付けたのに結局瀬戸は出廷しなかった)を恨んでいる板谷由夏が「私は知ってるのよ」と登場して破滅させようとするが…という女同士の怖い話のやつ。『愛してたって、秘密はある。』とかに似た続きが気になるタイプのドラマだけど、この手のドラマが楽しめるのは時間に余裕のあるときだけですね。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている☆☆☆★★ 観月ありさのドラマは無条件で観ることにしています。篠原涼子がもはや自分のモノマネみたいになっているように、観月ありさもそうなってもいいんじゃないかと思えるけどそうならないのはとても得をしていると思います。なんでも彼女は15歳のときから24年連続でドラマの主演をしているそうで、それがギネス認定されているのだとか。すごいね。「また『ショムニ!』やってほしいわー」と思ったけどそれは江角マキコだった。好きだと言ってるわりに扱いは結構雑になってしまうのが観月ありさ

『ブラックリベンジ』☆☆☆★★ 夜中に白湯飲みながら観る系です。今思えば題材からしても、放送している時間帯からしても、エロも暴力も少なめでよく最終話までもたせたなという気はする。

=== 星3つ ☆☆★★★ ===

『明日の約束』☆☆★★★ 「文化系トークラジオLife」で西森さんも話していたけれど最後まで観たらちゃんとおもしろかった作品(最近はフジテレビに対するアンチムードがあって「どうせ」と思ってしまうけれど意外とがんばってるのよといった話をしていた)のひとつ。いじめがあったり毒親があったりといわゆるそういうやつでしょと思いながら観始めたけれどきちんと丁寧に描こうという心意気を感じて最後まで満足できるドラマだったと思いました。大げさにしすぎずわかりやすくしすぎず時間をかけて伝えていく感じに好感が持てました。

『奥様は、取り扱い注意』☆☆★★★ 私の好きなファッションを身にまとった綾瀬はるかがとてもかわいいドラマ。アクションの技術が上がっていたようで、話が進むにつれて綾瀬はるかもシュッとしてきていましたね。個人的には広末涼子が「かしこい女性」を演じているのがとても新鮮でした。やはり本田翼はスカしたかっこいい役より、スネ夫的役回りがぴったりです。辛気臭くなくて毎回同じ展開でも飽きずに観ていました。

『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』☆☆★★★ 老化を感じた作品でした。観たいの、すごく観たいの。題材も興味あるしこの手のやつ好きなの。でも、ぜんっぜん入ってこない。声が小さいからかと思って音を大きくしてみたりしたけどちがうようで気づいたら「あれ!?今なんて言ってた!?」となって巻き戻し…みたいなことを繰り返していて、これは老化なのではと感じました。以前なら観れていたのではないかという気がしまして。どうなのかな。おもしろかったのかな。私が老化しただけなのかな、どうなのかな。でも無条件に小栗旬は好きです。彼の家にあるらしいトレーニングルームを早く見せてくれないかな。

『デッドストック〜未知への挑戦〜』☆☆★★★ 予告CMだけで「ヒィィィ!」となってしまう気味の悪さが最高でした。昭和の心霊ものの記号をうまく散りばめた映像作りが毎回ぞくぞくさせてくれました。本筋の虹郎の話は結構どうでも良くなってしまったのが残念でした。

孤独のグルメ Season6』☆☆★★★ 残業して帰った日に白湯を飲みながら観るのがいいです。

ハロー張りネズミ☆☆★★★ 深キョンのぴたぴたタイトスカートだけで星3つ。個人的には蒼井優先生が出てくるエピソードが好きでした。

『火花』☆☆★★★ 小説はもちろん読んでいなくて、今遅れて観ているところです。後半に揺さぶる感じで効果的なBGMとか記憶の断片を繋いだような映像がはさみこまれるのですがそこで「結構好きな感じなのかも」と思っているのが今の状況です。

『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』☆☆★★★ 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』のスピンオフ。記憶はあまりないのですが、おもしろかった気がします。テレビ朝日のドラマはちょっと重たいのでこちらのコンディションによるところが大きい。

=== 星4つ ☆★★★★ ===

監獄のお姫さま☆★★★★ 「かわいい男の子がわちゃわちゃしてると微笑ましいけどおばちゃんがやってると鬱陶しくない?」というミソジニーとエイジズムの踏み絵だなと思ったけどどうでしょう。胸に手を当てて考えてみましょう。たとえば、設定を少し上にずらして、大竹しのぶ(冷静に)、天海祐希(先生)、渡辺えり(女優)、飯島直子財テク)、田中美佐子(姉御)、深田恭子(姫)。この場合の板橋吾郎は天海祐希のバーターで山崎育三郎、中谷美紀のバーターで山田孝之柳楽優弥、あるいは深田恭子のバーターで藤原竜也妻夫木聡のなかからお選びいただけます。いかがでしょうか。

『刑事ゆがみ』☆★★★★ この手の話は展開が意外すぎると意外を通り越して意味不明になるし、ヒントが多すぎると「知っとったわ!」となるしで難しいと思うのですが、そのバランスがとても良かったと思います。何より浅野忠信演じる弓神や彼を取り巻く人の「過去」みたいなものが確かにいろいろあるんだけどことさら重たく描かれていないのがテレビ朝日系とは違う軽やかさで良かった。まだまだ若造でペラッペラ正義感の神木隆之介演じる羽生くんもとても好感が持てました。

『この声をきみに』☆★★★★ あんまり話題になっていなかったけど、竹野内豊麻生久美子大森美香脚本。偏屈な数学者が朗読教室に通うなかで変わっていく、という話なのですが、派手な話も「こじらせ」をほじくるような辛辣さも控えめで静かにとても良いドラマでした。全8回を使って丁寧に描いていこうという心意気がとても良かったと思います。終盤で麻生久美子が倒れて竹野内豊が看病するために部屋に上がりこみ夢なのか現実なのかわからない雰囲気で一緒に『回転ドアは、順番に』を朗読するシーンがやっぱり印象に残っています(『回転ドアは、順番に』穂村弘東直子著)。

トットちゃん!』☆★★★★ ずっと続けばいいのに、と終わるのがさびしいドラマでした。子どもの頃のエピソードはやっぱり何回観ても・読んでもいい。特にいくおくんが木に登れるように手伝うエピソードがいい。最後木に登ったときに2人で見た景色はどんなだったんだろうと何度も想像する。

ひよっこ☆★★★★ 予定調和なんだけど、それでも最後まで見守りたくなるドラマでした。向島電機の乙女寮の人たちが愛おしい、に尽きる。特に地味ながらいい役をもらっていた藤野涼子ちゃんが今回も素晴らしかった。

『ボク、運命の人です。』☆★★★★ あまり話題になっていなかった気がしたけど私がジャニーズで一番好きな男・亀梨クン主演のドラマ。自称神こと山Pが亀梨クンをけしかけて運命の相手と結ばれるようにミッションを課していく。運命の相手が木村文乃というところに「運命」のリアリティを感じました、なんか。亀梨クンは「バカ」とか「バカに見える」男を演じさせると絶品!と思っているのですが、今回も彼だけが運命を感じて・知っていてことごとく何度も拒絶されるんだけど突き進んでいくというのが「バカ」に見えつつもひたむきで、彼にぴったりでした。ふつうならかっこよくない男をきっちりかっこよく見せる脚本がとても良かったです。かっこいい男を活かす鉄則ね、これ。クラシックな少女漫画的な展開やセリフもありつつテンポも良くドラマとしてもっと話題になっても良かったのではないでしょうか。同じ脚本家・金子茂樹の『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』も観ようかな。つまりはジャニーズ御用達、か。ちなみに、亀梨クンが部屋着で着ていたので、私も真似してChanpionのポケTを買いました。亀梨クンどこのエステ?美容鍼?行ってるのかな。

=== 星5つ ★★★★ ===

『カルテット』★★★★★ 好き。主題歌の歌割で松たか子満島ひかりがモメたという話も含めて好きです。毎週2回ずつ観たりして伏線を回収しにまわったりなどと言いながらいろいろ忘れていて、ただ漠然と好きだったという記憶になっている。もう1回観るかな。

◎途中でやめたドラマ

『ウチの夫は仕事ができない』松岡茉優のかわいい妻演技にお腹がふくれてしまいました)『お母さん、娘をやめてもいいですか?』斉藤由貴=母、「娘をやめてもいいですか?」で完全に出オチでは。観る前から分かっていたことがずっと続くようで飽きてしまいました。でも柳楽優弥はとても良かった気がします)『女城主 直虎』大河ドラマに挑戦してみようと思ったけれど挫折した模様です)貴族探偵(何かしながら観るのにいいかなと思ったけどそれもやめてしまいました)『嫌われる勇気』(全然入ってこなかった。何も)『警視庁いきもの係』(「意外とこれが一番いいんだよ」みたいな話を耳にしたのでたまに観ていましたがそもそもいきものに興味がなさすぎました)コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(関西人的に言うと「辛気臭い」と思ってしまいました。人を助ける人たちはかっこいいに決まってるのでそれをかっこよくやられてもそうですねとしか思わないというのはある)『この世にたやすい仕事はない』真野ちゃん主演で途中まではすごく良かったのですがいつの間にか、ね。真野ちゃん声かわいいね)『ごめん、愛してる』(みんなが「あれはないわ」と言うなか、すごく気に入って観ていたのに最終回を観ないまま、先日録画も消しました。どうでもよくなった)『さくらの親子丼』(こういうのは苦手でした)下北沢ダイハード(おもしろいという話を聞いたので観てみていくつかはおもしろかったですが、私はもともと下北という街が好きではないのです。変なお香の匂いするから)重要参考人探偵(暇つぶしに観るのに最高のドラマで気に入っていましたが、見逃しをフォローするまで観たい気持ちはありませんでした)パパ活(飯豊まりえちゃん大好きマンなので観たかったのですがあれを観続けるためにはかなりの忍耐が必要と判断しました)過保護のカホコ(おもしろくなってきたよという話を聞いた頃にはもうあきらめていました。高畑充希の甲高い声が苦手なのだと今は思います)

◎録画したけど観なかったドラマ

『伊藤くん A to Z』(伊藤くんって誰?)SR サイタマノラッパー〜マイクの細道〜』(観てみようと思っていたけどやっぱりダメでした。こっちのコンディションづくりに問題があったと思います)『男の操』つんくちゃん主題歌と聴いて録画したよな確か)『オトナ高校』(ん〜なんかようわからん、というままに…)『カンナさ~ん!』(再生しようと何度か試みたけれど入ってきませんでした)下剋上受験』深キョン見ようと思ってたのに面倒になってしまいました)『先に生まれただけの僕』(予告CMはたくさん観ました)『視覚探偵 日暮旅人』(出遅れました)『就活家族〜きっと、うまくいく〜』(これに割く時間が私にはなかった)『女囚セブン』剛力彩芽とは相性がよくない気がする)『母になる』(どうしても「辛気臭い」気がしてしまった)フランケンシュタインの恋』(予告CMはたくさん観ました)